エクステリア

サンルーム設置の満足ポイントと後悔ポイント! 失敗する前に知っておくべき注意点

サンルームとは、太陽の光を多く採り入れるために、壁や屋根などをガラス張りにして作られた部屋のことです。

海外のおしゃれなサンルームを見たことがありますが、とても素敵で、自宅もこんな風にできたらなあと思わず憧れてしまう空間です。

もちろん日本で見かけることもありますが、いざ設置を考えると、あまり身近でないだけに分からないことだらけのサンルーム。

妻
実家にはあるけど設置費用がネックだよね。
よっしー
よっしー
共働き世帯から神アイテムだもんね

Contents

サンルームを設置して良かった事

まずはサンルームのメリットから見ていきましょう。
光が降り注ぐ見た目の優雅さはもちろん、実用面でも優秀です。

部屋が明るくなり、開放感が得られる

太陽の光を採り入れるのがサンルームの目的ですから、一番のメリットは、なんといってもサンルームに面した部屋が明るくなることにつきます。

また、ほぼ全面がガラス張りなので、見た目の解放感も抜群です。お部屋が広く見える嬉しい効果もあります。

花粉やPM2.5も関係なし!安心洗濯スペース

時季が来ると、花粉やPM2.5が気になる方も多いのではないでしょうか。

特に洗濯物に付着すると厄介なので憂鬱ですよね。

そんなときもサンルーム内なら、花粉もPM2.5も気にせず洗濯物を干すことができますよ。

よっしー
よっしー
花粉症が酷いからほとんどこの目的のためといっても過言ではない!

 

2重部屋効果でエアコンの効果UP!

ガラスで囲まれたサンルームが、外と部屋の間の空気の層となってくれるので、エアコンの効率がUPします。

特に冬場はサンルームが太陽光で暖められるので、暖房効率が格段によくなりますよ。

こんなはずじゃなかった・・・サンルームの後悔ポイント

明るく開放的で、冬場にぽかぽかと心地よさそうなサンルームがイメージですが、天候や季節によっては様子が変わることもあります。

こんなはずじゃなかった!と後悔する前に、デメリットもあわせて知っておきましょう。

 

意外!?雨の日は洗濯物の乾きが悪い

雨の日の室内干しにサンルームを活用できそう!と期待しているあなた。

ガラス張りのサンルーム、実は湿気がこもりやすいのです。

もちろん窓もあるので開ければ湿気を逃すこともできますが、それでは室内干ししたまま出かけられませんよね。

対策としては、除湿器を置いて稼働させると、効率よくサンルームで室内干しができます。

 

季節によっては、居られない!

冬場ぽかぽかということは…夏場は暑くなるということです。

また、冬場ぽかぽかなのは、あくまで「よく晴れた日」のこと。

サンルームはガラス張りで気密性が低いので、曇りで寒い日は暖気がどんどん逃げて、部屋よりも寒くなってしまうことがあります。

真冬と真夏は、サンルームを楽しめない日があるかもしれません。

 

実は大変!サンルームのお手入れ

全面ガラス張りなので、どうしても汚れが目立ってしまうのもデメリットのひとつ。

また、窓枠やサッシなどの細かい部分に汚れが溜まりやすく、こまめな掃除をしなければならないことも…。

さらに屋根など高い部分も多いので、大がかりな掃除も必要になり、お手入れがなかなか大変そうです。

 

やっぱり設置費用が高い

全面ガラス張りの高級そうな見た目のサンルームですが、実際の設置費用もやはりお高いようです。

一番高額になってしまうのが、庭に基礎を作ってからサンルームを設置する場合です。

この場合、基礎に15万~30万円、サンルーム本体に60万円~200万円、設置工事費に10万円~15万円かかります。

つまりざっくり見積もっても、最低100万円近くはかかるということになります。

また、サンルームを後付けする場合に注意したいのが、住宅会社の保証がなくなる可能性があるということ。

サンルームを設置する際、どうしても家の外壁をさわることになります。

外壁によっては、穴を空けたりすると家の断熱性能が保てなくなるという理由から、保証がなくなってしまう場合があるのです。

サンルームの後付けを検討する際は、まず住宅会社に確認してからにした方がいいでしょう。

よっしー
よっしー
最低100万円と書きましたが、小さめでオプションも少なければ40万円前後で設置することができます。

 

税金が課税される

サンルームを後付けする際、住宅会社の保証とあわせて、もうひとつ忘れてはいけないのが固定資産税のことです。

3方が壁で囲われている+天井がある=床と認識するため、この条件を満たすサンルームは、建物の床面積に追加されるのです。

固定資産税は床面積で換算されるので、サンルーム分の床面積が増えれば、固定資産税も当然上がってしまいます。

後悔しないためのポイント

大なり小なりデメリットもありますが、やはりメリットが勝る、サンルームを設置したい!というあなた。

後悔しないサンルームを手に入れるために、確認しておくべきポイントをお伝えします。

 

設置する方角

サンルームを設置する方角も、よく考える必要があります。

洗濯物干し場としてサンルームを活用したい場合、日照時間が長く、気温が上昇する午後に最も日が当たる南西方向にサンルームを作る方が多いです。

とはいえ南西方面は、日差しが強すぎるので夏場に熱くなりすぎるのが困りもの。

そこであえて北向きにサンルームを作るという手もあります。

サンルームは天井までガラス張りなので、晴れていれば洗濯物もちゃんと乾きます。

暑くなりすぎないので、子供やペットの遊び場としても活用できそうです。

そして家の場所や地域によって異なりますが、風の向きも意外と大事です。

サンルームにも窓がありますから、窓を開けて風を通せば、もっと快適にサンルームを活用できます。

そのためにも、家のどこが風の通り道かよく確認しておきましょう。

 

使用用途もしっかり想定する

どの方角に設置するか考えるためにも、サンルームを主に何に使いたいのかしっかり想定することが大事です。

たとえば洗濯物干し場にしたいのなら、多少夏場に暑くなっても、南西方向に設置すべきです。

しかし子供やペットの遊び場にしたいというなら、方角にこだわりすぎず、風が通る快適な場所に設置したほうがいいでしょう。

また、洗濯機がある洗面所に面してサンルームを設置するなど、使用用途に応じた最適な導線もあります。

いずれの場合も使用用途をよく考えて、サンルームを思い通りに活用できるようにしたいですね。

サンルームに付けておくべき設備とは?

先ほどから、サンルームは夏場に暑くなりすぎるのか…と気になっているかもしれませんが、この悩みはオプション設備をつけることで解決できるかもしれません。

強すぎる日差し対策に有効なのは、壁面や窓のロールスクリーンや、天井のシェードです。高価ですが、外側に取り付ける日よけもあります。

他にも必要に応じて、換気パネルや照明、洗濯竿掛けや網戸などがオプション設備として人気です。

天井のシェードなど、後付けが難しいものも多いですから、よく考えて、サンルーム設置と同時に取り付けておくことをおすすめします。

快適なサンルーム生活を手に入れよう

太陽の恵みを生活に届けてくれるサンルームが、自宅にあったら素敵ですよね。

大がかりな工事になるからこそ、失敗しないようよく計画して、ご自宅にぴったりのサンルームを手に入れてくださいね!

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