高校や大学を卒業を就職して働きだしたら、給与をもらいます。お金が急に入ってきてこの高額なお金をどう使ったらよいか!
そんなことは、当然のことながら日本の学校では教えてくれません。
給料をもらったから全部使う、もちろんそれも良いですが、年を重ねるごとに計画性を持ったお金の使い方をしていかなければなりません。
お金はどういう使い方をしたら良いのか?
毎月どのくらいのお金を貯めたらよいのか?
様々な疑問点はあることでしょう。
今回は、お金を貯める。つまり、貯蓄に関してお話しします。
Contents
収入を理解する
まず、一番大事なことが毎月いくら給与があるか知っておく必要があります。
まず、新卒で初めて給与をもらった場合、基本給や残業手当・通勤手当など給与があります。
基本給を含め課税対象手当(通勤手当など通期のために自分が支払ったものは課税されない)の合計が総支払額となり、
総支払額に対して社会保険等に加え所得税・住民税等が控除されます。
総支給額から控除された分が給与として指定した口座に振り込まれます。
総支払額 - (社会保険料+税金) = 手取り額
厚生労働省の統計によると下記のものが新卒の平均初任給です。
男女計
大学院修士課程修了 231.4千円 (対前年増減率 1.3%)
大学卒 203.4千円 ( 〃 0.7%)
高専・短大卒 176.9千円 ( 〃 0.7%)
高校卒 161.3千円 ( 〃 0.2%)
男性
大学院修士課程修了 231.7千円 (対前年増減率 1.4%)
大学卒 205.9千円 ( 〃 0.7%)
高専・短大卒 179.7千円 ( 〃 1.4%)
高校卒 163.5千円 ( 〃 0.1%)
女性
大学院修士課程修了 229.7千円 (対前年増減率 0.5%)
大学卒 200.0千円 ( 〃 0.6%)
高専・短大卒 175.2千円 ( 〃 0.3%)
高校卒 157.2千円 ( 〃 0.6%)
厚生労働省
あくまで、全国平均の初任給額なので都心や郊外とでは、初任給は違うので前後はします。
私の初任給が低いからと言って悪い会社ではありません。給与は長年働き成果を上げていけば給与は上がっていきます。
自分の現状だけ理解しておきましょう。
毎月の支払いを理解する
収入を理解したら毎月の生活にどれくらいのお金が必要か上げていきます。
- 家賃
- 水道光熱費
- スマホ代
- 食費
- 交際費
- 娯楽費 etc
毎月、これくらいの項目は必要になるお金になります。
車を持っているのであれば、維持費も燃料費も保険料もかかります。
このように、生活スタイルの違いによって支出の額も違います。
都心では、700円ランチだったとしても郊外のほう手では500円ランチだったり物価の違いもあり、収入が多ければ支出も多い傾向にあります。
毎月の貯蓄目標を決める
収入と支出がわかれば単純に残りが貯蓄額になります。
単純な話、毎月収入が入ってくるなら全部使ったら来月にまた給与が入ってくるから貯蓄しなくても大丈夫じゃん!
考え方自体は間違っていませんが、人生というものは万が一ということがあります。
毎月入ってくるはずの給与が、けがをして仕事ができなかったら給与が入ってきません。しかし、仕事している時と変わらず生活費はかかってくるのです。
万が一に備えて一定額は貯蓄をしていたほうが良いのです。
その他、結婚費用だったり、マイホーム購入費用だったり、老後資金だったりと今は必要なくても将来そのイベントを行うことで必要になってくる費用です。
今はその予定がなくても、1,2年ですぐに貯めることはできません。
早くから貯めるにこしたことはありませんので、生活に余裕があれば、いや余裕を持たせるために貯蓄する必要があります。
貯蓄額は、収入の20%を目安に毎月貯めることができれば十分です。
手取り20万円であれば4万円
手取り15万円であれば3万円
これを毎月貯蓄するということです。
確実に具体的な貯蓄のやり方
お金は、あれば使ってしまう人にとっては貯蓄をすることはなかなか難しいことです。
そんな人にとっておきの方法としては、仕組み・ルールを作ることです。
仕組みは、1度作ってしまえばそれだけで自動的に溜まってきます。
ルールは、自分を縛って独自のルールで貯めていきます。
確実に貯める仕組み
まずは、口座を2つ用意します。
- 給与口座
- 貯蓄用口座
給与口座には、
クレジットカードの引き落としや公共料金の引き落としなど設定しておきます。
支払のすべてを設定し残りは好きに使っていい口座です。
貯蓄用口座には、
定期積立商品などを利用し、口座内は引き落としは何も設定せずに毎月の設定額を貯める専用口座になります。
一度仕組みを作っておけば、あとは何も触りません。
そうすることで時の経過とともにお金が貯まっていく仕組みです。
残ったお金は何も考えずに使えるストレスフリーな方法です。
3か月分の生活資金を確保できたら、積立投資などに挑戦して資産運用でお金を増やすということできます。
確実に貯めるルール
前述の方法とは違い、口座は1つだけでよいです。
しかし、独自のルールを決める必要があります。
- 口座からの引き出しは月に1回のみにする
- クレジットカード・公共料金等の利用額を把握しておく
この2つのことは、絶対条件になります。
まず、毎月の現金の引き出しを一回にすることで収入と支出が毎月はっきりと出てきます。
こうすることで家計管理をすることもなく貯蓄をすることができ毎月通帳だけでいくら貯まったのか確認することができます。
引き出した手元の現金がなくなったからと言ってクレジットカードを使いまくると元も子もないのでそれだけはやめてください。
個人的には、最初に紹介した口座を2つ作って仕組みを作ってしまえば簡単ですので仕組みづくりの方をおすすめします。
銀行に行くのが面倒だという人は楽天銀行であれば簡単に口座開設することができます。
貯蓄は長年かかり使えば一瞬でなくなる
お金というものは不思議なもので貯蓄をするのには毎月コツコツ何年も貯めてようやく大きな額となります。
せっかく貯めたもののイベントごとやライフスタイルの変化によってまとまった額が一瞬でなくなります。
これが、お金は使わないと入ってこないの原理というものです。
このように、誰もがお金を貯めるだけ貯めて使わなければ経済は壊滅します。
せっかく貯蓄したのに結婚して貯蓄残高が減った、5年後同じように貯蓄したのにマイホーム購入で貯蓄残高が減った、というように貯めては減っての繰り返しになります。
これから長い人生お金と向き合わなければならないときは必ず来るでしょう。
欲しいものを買うために、カードローンを利用したり消費者金融に手を出したりすると辞めれなくなり負の連鎖が続くようになります。
そんなことにならないためにも毎月コツコツ貯蓄して正しいお金の使い方をする必要があるのです。