持ち家(マイホーム)のメリット・デメリット

前回賃貸のメリット・デメリットについて紹介しました。
もう一度確認したい場合は上記のリンクから飛べます。

賃貸にメリット・デメリットがあるように持ち家(一戸建て・マンション)の場合もメリット・デメリットはあります。

これから先どのようなリスクがありどのようなベネフィットがあるか

Contents

持ち家のデメリット

  1. 家族構成・ライフスタイル変化があった場合の対応が難しい
  2. 多額の住宅購入費用・維持費が必要になる
  3. 家の価値は一度住んでしまえば価値は落ちる

家族構成・ライフスタイル変化があった場合の対応が難しい

新しい家族の誕生や転勤など今の生活から変化した場合、柔軟に対応することが難しいです。

将来の計画を立てて子供が生まれた場合でも、予想外に双子が生まれてしまった。子供部屋が足りないとなった場合、リフォームが必要になります。

子供が小さいうちはいいですが、思春期になるとやっぱり一人部屋が欲しくなります。住宅ローン+リフォーム費用が掛かるので大変です。

転勤になった場合も対応が難しくなります。

単身赴任の場合は、旦那さん一人で一定期間別のところで暮らすという選択肢もありますが、転勤で戻ってくる予定がない場合は、仕事を変えるか持ち家を手放すか選択をしなければなりません。

どちらの場合も賃貸の場合は、現在住んでいる場所を解約して引っ越せば解決できますが、持ち家の場合はそう簡単にいかないのが現状です。

多額の住宅購入費用・維持費が必要になる

持ち家は住宅を購入する費用が多額になります。現在は、頭金は不要というところもありますが、大手のハウスメーカーだと100万円単位で頭金や契約金が必要だったりしますのである程度まとまった額が必要になります。

また、賃貸だと掛からない固定資産税がかかるようになります。

マンションの場合は、家屋の評価額。一戸建ての場合は、土地+家屋の評価額。
この評価額×1.4%が毎年課税されます。新築の場合は課税額は高いですが、減税措置もあります。

詳しくはお住いの都道府県または市町村のお尋ねください。

  1. 購入時には、まとまったお金が必要。
  2. 住むだけで税金も課税される。
  3. 経年劣化と共に修繕費の積み立ても必要。

持ち家になるには、月々の返済のみならずいろいろとお金がかかります。

家の価値は一度住んでしまえば価値は落ちる

家の価値は、一度住んでしまえば価値が落ちます。物件探しで「新築」と表示できる物件の条件としては、建築後1年以内・未入居。この2つが条件となっています。建築後1年未満でも入居してすぐに退居しても新築物件としては扱われません。
新築と表示できなくなるだけで価値は落ちてしまうので注意が必要です。

持ち家のメリット

持ち家のデメリットを聞くとやっぱり賃貸がいいと思いますよね。

しかし、持ち家にもデメリットよりも多いメリットがあります。

  1. マイホームを手に入れた自己満足感を得られる
  2. 間取りや内装の変更が自由にできる
  3. 持ち家であることで社会的信用を得られる
  4. 団体信用生命保険に加入していることで万が一のことがあっても子供に住む場所は提供できる
  5. 資産として子供に残せる

マイホームを手に入れた自己満足感を得られる

この家は、私が建てました!と自信をもって周りに言える。自己満足感が満たされます。また、自分が気に入ったように建築できるのでこだわった部分やこれからどうしようDIYなどして手を加えようと自由です。
人を呼ぶとしたらアパートよりも一戸建てやマンションに呼ぶほうが自慢できますよね。

間取りや内装の変更が自由にできる

持ち家であれば壁を打ち抜いたりクロスを張り替えたりするのに大家さんの許可なんて取らなくて済みます。
例えば子供部屋を間仕切りで仕切っていれば子供が成長し家を出ていけば間仕切りを取って一部屋につなげることもできます。

また、壁一面に棚を造作したい場合も壁に穴をあけて自由に設置することも可能です。
そういった面では、賃貸と違い自由度がはるかに違います。

また、隣とも距離があるため音が気になることもありません。

持ち家であることで社会的信用を得られる

持ち家であることでどこどこのだれだれと明確になり、アパート暮らしよりも社会的信用を得ることができます。

近所づきあいなどがない場合は、隣にどんな人が住んでいるのかすらわからなかったり名前も知らないような関係性です。持ち家になったら近所づきあいも増えますし、周辺の状況にも敏感になります。

団体信用生命保険に加入していることで万が一のことがあっても子供に住む場所は提供できる

これは、大きいです。万が一世帯主が亡くなった場合、住宅ローンの返済はなくなります。亡くなった場合も子どもに住む場所だけは与えてあげることができます。
賃貸の場合は、親がなくなっても家賃の支払い義務はあります。身寄りがなく住む場所もないと考えたら家だけでも子どもに残せると考えたら少しは安心できますよね。

資産として子供に残せる

マンションの場合資産として長く残すことは難しいですが、一戸建ての場合は、資産として子どもに残してあげることができます。

もちろん残すからには家をきれいに保ちメンテナンスも必要です。もし、建物自体に価値がなくなったとしても土地にはいくらかの価値はあります。今は価値が低くても将来周りに商業施設等ができればその価値は飛び上がります。

将来、家の周辺がどういった環境になるか予想はつきにくいですが、土地さえあれば子どもが家を建てるときは土地代は掛かることはありません。また、売却することもできるのでキャッシュではないですが、資産を贈与することも可能です。

まとめ

今回紹介した、メリット・デメリットを理解した上で、将来の計画を立て持ち家が良いのか賃貸が良いのか決めることが先決です。

もし、持ち家にするのであれば早めにしたほうが今住んでいる家賃分はお得になります。持ち家は最初にお金はかかりますが、老後まで考えればお得にもなります。今住んでいる場所に一生住みたいのであればやっぱり持ち家がよいでしょう。