投資

配当金投資の優良銘柄の選び方4つのポイントを重視する!おすすめする4つの国内優良銘柄!

 企業が株主に分配する配当金を目的とした「配当金投資」が最近注目を集めています。

高い配当利回りの銘柄を保有し続ければ、銀行預金などよりも断然有利に資産を増やすことが可能です。

この記事では、そんな配当金投資を行ううえで気をつけたい、優良銘柄の選び方や、おすすめの銘柄について紹介していきます。

よっしー
よっしー
配当金投資は、いろいろな投資方法があるけど国内株式の選び方について説明するよ!

Contents

配当金投資で選ぶ優良銘柄の選び方

 実際に配当金投資をするにあたって、具体的にどんなことに注意すればよいのでしょうか。

4つのポイントに注目していきます。

増配・増益企業を選ぶ

 高い配当利回りを得るには、何といってもその企業の業績が好調でなければなりません。

配当金は、企業の利益の中から株主に還元されるものだからです。なので、いくら高い配当利回りでもあっても、業績の悪化が懸念される企業の株を買うのは考えもの。

悪化する業績を見越して株価が下落した結果、配当利回りが高くなっている場合もあります。よって、銘柄を選ぶときは、業績が好調で増益が予想される企業を選ぶようにしましょう。

現在  株価が1000円 配当金が10円 利回り1%
10年後 株価が5000円 配当金が50円 利回り1%
となった場合、今から保有していれば10年後には配当利回りが5倍の5%になるということです。

大企業を選ぶ

 配当金を目的に投資する場合には、安定した業績を上げる大企業を選んだ方がよいでしょう。

大企業は新興企業のような成長性は見込めないため、大幅な株価の上昇は難しいかもしれません。

しかし、その分安定した収益を上げる企業は、配当金もしっかりと株主に還元しています。配当金投資は、できるだけ長く株を保有し続けることによって配当金を得る投資方法です。

急激な業績の悪化や、減配の可能性の高い企業は避けた方が無難です。

配当金投資は、長期的なスパンで考えます。
情勢や為替が悪化したからといってすぐに倒産するような会社には投資できません。
ある程度規模が大きくリスクの低い会社を選ぶ必要があります。

東証一部上場を選ぶ

 配当金投資では、大企業を選んだ方がよいことを先に述べました。では、どんな大企業を選べばよいのでしょうか。

具体的には、東証一部市場に上場している銘柄を選ぶとよいでしょう。

東証一部上場の上場基準
  1. 株主数2,200人以上
  2. 流通株式時価総額20億円以上
  3. 流通株式数2万単元以上

銘柄に対する信用度も高く、株式の流動性も高いため、株式売買の取引も成立しやすくなっています。

また、株価に影響するような情報も比較的容易に得られるので、投資するうえでの判断も行いやすいといえるでしょう。

将来有望な銘柄を選ぶ

 配当金目的の投資であっても、やはり将来的な成長が期待できる銘柄を選びたいですよね。

企業が成長すれば利益も上がり、それに伴って着実に株価や配当金額も上昇していきます。

東証一部の大企業の場合、急激に株価が上昇や下落を繰り返すような状態にはなりにくいため、配当金目的で将来有望な大型株を保有することで着実に資産を増やすことができます。

ここを見極めることができれば配当金投資で利益出していくことは簡単です。
簡単なようで一番難しいところです。
カジノ法案であればカジノ関連銘柄に、大阪万博であれば大阪万博関連銘柄に資金は集中しますがどれも短期的に資金が集まるだけで結局は元の株価に戻っていきます。
今後、日本を世界を取り巻くような企業をいち早く見つけることができればという意味です。

余裕資金があったら投資したい高配当銘柄

 ここまでは、安定した配当利回りを得る方法について紹介してきました。

ただ、そうはいっても、できるだけ高い配当を得たいという気持ちもありますよね。

そんな方に向け、ここからは余裕があったら投資したい高配当銘柄を4つ述べていきます。
 

JT(2914)

 JT(日本たばこ産業)は、日本でも屈指の高配当銘柄です。

たばこ事業を中核に事業展開するJTは、食品や医薬品事業も展開しており、なんと15期連続増配中。日本国内のたばこ事業は厳しい状況が続きますが、JTは海外のたばこメーカーを積極的にM&Aで買収しており、世界第3位のたばこメーカーとなりました。

筆頭株主が財務大臣という超安定銘柄のJTの配当利回りは、2019年5月末時点で6%超という高配当となっています。
 

キャノン(7751)

 カメラや事務機器の最大手のキヤノンです。

プリンターなどでもおなじみのキヤノンは、過去30年間一度も減配(配当金を減額すること)したことがありません。

バブルの崩壊やリーマンショックを乗り越えて、着実に成長を続けています。

残念なことに2019年に入ってから株価は少し下落気味なので、購入する際はタイミングをうまく見極める必要がありますが、3~5%の高配当を得られる安定銘柄であることに変わりはないといえるでしょう。

ソフトバンク(9434)

 携帯電話でおなじみのソフトバンクは、ソフトバンクグループの中核企業です。

2018年12月に上場し、2019年5月にはさっそく増配を発表。配当性向(利益に対する配当の割合)は85%と異常に高く、2019年5月末の配当利回りは6%を超えるものとなっています。

これだけの配当利回りが今後維持されるか気になるところですが、ソフトバンクの親会社はソフトバンクグループ(9984)であり、ソフトバンクの株式の6割以上を保有する筆頭株主でもあるため、この配当性向は継続していく可能性が高いとみられています。

日産自動車(7201)

 日本を代表する自動車メーカーの日産自動車。

カルロス・ゴーン会長の逮捕などの事件もあって株価は下落気味ですが、配当利回りは6%近くと非常に高いものとなっています。

トップの逮捕や今後の自動車業界の動向など、かなり投資判断が難しい状況とはなっていますが、現在の株価はそれらを織り込み済みの割安な状態になっているという見方もあります。

また、最小単元株数は100株であり、投資金額も10万円以下と少額で済むので、配当利回りを期待して保有し続けるのもよいでしょう。

予算オーバー!どちらがいいか判断すべき比較材料

 株式投資を行ううえでの鉄則は「無理をしないこと」。

自分の許容範囲を上回るような投資をするのは大変危険です。大きなリターンが見込める反面、同時に大きなリスクにもさらされ、株価が下落したときのダメージは計り知れません。

できる限り避けた方が無難ですが、それでも投資を行う場合、「どちらの企業の事業の方がよく理解できているか」「どちらの企業の経営者の方が優秀か」などをよく比較して、安定経営を続ける優秀な企業を選んで投資するのがよいでしょう。