海外には、日本国内の企業よりも大きく、成長性の高い企業がたくさんあります。
そんな海外の魅力的な企業に投資できるのが外国株取引。ネット証券が広く普及したことにより、日本でも簡単に外国株への投資ができるようになりました。
そんな外国株への投資ですが、気になるのはやはり取引にかかる手数料などのコストですよね。
この記事では、外国株を取り扱う証券会社の手数料について徹底比較していきます。
Contents
外国株を安く購入する方法
外国株を安く購入するには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。この項目では2つのポイントについて見ていきます。
スプレッドが安い
日本株と外国株の違いの一つに、この「スプレッド」があります。
スプレッドとは簡単にいうと価格差のことです。外国株に投資するには、日本円から外貨へ替えてから取引を行うことになります(逆に外貨から日本円に替えるときにもスプレッドは生じます)。
スプレッドは通貨ごとに異なり、扱う証券会社によっても違いがあります。
複数の証券会社を比較して、スプレッドの安いところを選ぶのがよいでしょう。
購入時の手数料が安い
外国株を購入する際は、日本株と同じように売買手数料がかかります。
一般的に、外国株取引の手数料は日本株のものと比較すると高めに設定されていることが多いようです。
手数料もスプレッドと同様に、複数の証券会社を比較して安いところを選ぶようにしましょう。
証券会社を選ぶポイント
ここまでは、外国株を取引するうえで注意すべきコストについて説明してきました。
以上を踏まえて、ここからは実際に取引を行う証券会社を選ぶポイントについて見ていきましょう。
取り扱い銘柄数
外国株の場合、証券会社によって取り扱う国や銘柄の数が大きく異なります。
米国株であれば比較的たくさんの証券会社が扱っていますが、銘柄の数については各証券会社でかなり差があります。
口座を開設する前に、その証券会社がどれくらいの銘柄を取り扱っているかについて、よく確認しておきましょう。
取引時間
外国株を取引するうえで気をつけたいのが取引時間です。たとえば米国株の場合、取引時間は日本時間で23時30分という深夜からの開始となります。
もし、自分の使う証券会社が希望する価格で注文を出す「指値注文」しか出せない場合、取引が成立するまで取引画面の前から離れることができないなんてことにも。
取引の成立を優先させるのであれば、成行注文が出せるかどうかは、外国株を取引するうえで重要なポイントになります。
開設する予定の証券会社の外国株取引の注文方法について、あらかじめ調べておきましょう。
取引手数料の安さ
外国株を取引するうえで、一番問題となるのが取引手数料の価格です。
一般に外国株取引は、日本株の取引に比較すると割高となっているため、取引を行う際はかかる手数料のことを十分に考慮する必要があります。
各証券会社の取引手数料を比較し、一回あたりの取引手数料がどのくらいかかるのか、よく調べてから口座を開設するのがよいでしょう。
おすすめの証券会社
では、実際にどこの証券会社に口座を開設するのがよいのでしょうか。
ここからは、外国株取引におすすめできる証券会社をズバリお伝えします。
マネックス証券
マネックス証券では、米国株と中国株の取引を行うことができます。
注目すべきは米国株の取扱銘柄数で、その数なんと3,000銘柄以上。他の証券会社と比較すると、圧倒的な数を誇っています。
その数の多さから、日本人にはあまり知られていないようなマニアックな銘柄も取引できるのがマネックス証券の強みでもあります。
手数料についても低く抑えられているうえ、NISA口座で米国株を取引すると国内買付手数料が全額キャッシュバックされるため、実質手数料が無料になる特典も。
また、口座に米国株の残高があれば、他社の場合通常は有料となる米国株のリアルタイム株価を無料で見ることが可能です。
注文方法も他社に比較すると数多くの種類があり、注文可能時間も24時間となっています。
これらを総合的に判断すると、米国株を取引する人にとって、マネックス証券は銘柄選択の幅広さやコスト、使いやすさの点でもっともおすすめできる証券会社であるといえるでしょう。
SBI証券
SBI証券も外国株を取引するならおすすめできる証券会社です。
取扱銘柄数はマネックス証券には及びませんが、SBI証券は日本国内の証券会社で唯一米国株の貸株サービス(保有中の米国株を貸し出すことで、貸し出した株式に応じた貸株金利を受け取ること)に対応しています。
また、住信SBIネット銀行の口座を持つユーザーなら、手数料無料で外貨の入出金ができる「外貨入出金サービス」が利用できるうえに、為替手数料が片道4銭と業界最安値になります。
米国株以外にも、中国やロシア、韓国、ベトナム、インドネシアなどの株式の取り扱いもあるので、アメリカ以外の国への投資を考えている人にもおすすめです。
いかがでしたでしょうか。ハードルが高いように思える外国株取引ですが、世界への分散投資を考えるなら外国株への投資は欠かせません。成長性の高い魅力的な海外企業への投資、あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。