ひとくちにカーテンといっても、その種類はたくさんあります。
どのカーテンにも特徴があり、メリットもあれば、デメリットもあります。
お部屋に合わせたカーテンを選べば、快適で素敵な部屋なること間違いなしです。
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普及率No1!種類豊富で価格が安いカーテン!
カーテンと聞いて最初に思い浮かぶのが、布製の、中央から両開きになるタイプのカーテンですよね。
生地の種類も色柄も豊富で、安価なものも多いこのタイプ。たいていの窓に合わせやすいので、最も普及しているカーテンといえるでしょう。
遮光性カーテンもあるけど、レースカーテンのみは危険!
よく見るカーテンといえばダブルカーテン。窓側にレースカーテンを、部屋側に少し厚手のドレープカーテンを重ねている一般的なタイプです。
最近は機能付きのレースカーテンも豊富になり、中でも人気なのが、遮光性のレースカーテン。
遮光性レースカーテンは、強い日差しを和らげるだけでなく、遮熱効果によって冷暖房効率を上げたり、窓際の人影を見えにくくしてくれるなど、たくさんのメリットがあります。
それではドレープカーテンは無しで、レースカーテンのみでもいいのでは?と思いそうですが、それはちょっと危険です。
遮光性レースカーテンに多いミラーレースは、光の反射によって遮光するもの。
日中は効果を発揮しますが、夜は家の中から漏れる光が原因で、室内にいる人の影が外に映ってしまうのです。そういうわけで、レースカーテンのみで使用するのはやめたほうがいいでしょう。
何も知らずに、ただカーテンレールが2つあったからつけてた!
ダブルカーテンはメンテナンスも簡単
ダブルカーテンの良さは、なんといってもメンテナンスが簡単なところです。
汚れてきたなと思ったら、多くのレースカーテンは自宅の洗濯機で洗えますし、ドレープカーテンの方も洗えるものが多いです。
洗濯OKのカーテンであるか確認してくださいね
洗った後は、元通りカーテンレールにかけて適宜シワを伸ばしつつ、乾くのを待つだけです。
壁がもっさりするのがデメリット
ダブルカーテンのデメリットを挙げるとすれば、見栄えの問題でしょうか。
閉じているときはさほどでもありませんが、ドレープカーテンを開けて窓の左右にまとめるとき、布の分量がある分、どうしてももさっとしてやぼったく感じてしまうこともあるかもしれません。
普段見慣れているので気にならない人も多いでしょうが、シンプルでスタイリッシュなお部屋には、気になるところもあるようです。

どんなお部屋にも合う!種類豊富なブラインド
ダブルカーテンに次いで多くみられるのが、ブラインドではないでしょうか。
色や素材も種類豊富なほか、ルーバー幅によって印象が大きく変わるので、どんな部屋にも合わせやすいのが魅力です。
ブラインドは一人二役の優れモノ
ブラインドの最大の魅力は、ルーバーの角度を調整することで、光の入り方を自由自在にコントロールできるところ。
ルーバーを完全に閉じてしまえば、外からの視線を完全に遮ることができます。壁に密着しているため、カーテンよりも光漏れが少ないのもメリットです。
また、ブラインドのもう一つの特長は、風を通してくれるところ。
つまりブラインドひとつで、ダブルカーテンと同じ役割+αをかなえてくれるのです。
ちょっと大変?ブラインドのお掃除
ブラインドのデメリットのひとつが、掃除がしにくいという点。
特にアルミ製のルーバーには静電気が起こりやすいでほこりが付着しやすく、ルーバー1枚1枚の掃除が面倒です。
最近は汚れが付着しにくい加工がされたブラインドや、専用の掃除グッズもあるそうなので、検討してみてもよいかもしれません。
高さを強調してハイクラスなお部屋に!バーチカルブラインド
先述のブラインドはルーバーが横向きですが、バーチカルブラインドは、ルーバー(というより短冊形の羽)が縦向きのブラインドです。
バーチカルブラインドの魅力は、縦ラインが強調されるので天井を高く、部屋を広く見せてくれるところ。
羽を重ねて寄せておく時も、薄くてスタイリッシュです。高さがあるほど魅力的なので、掃き出し窓のような大きな窓に使うのがおすすめです。
ただし価格が高いので、予算に応じて効果的に使うようにするとよいでしょう。
空間に統一感をもたらすシェードカーテン
カーテンが横開きなのに対し、縦開きするのがシェードカーテンです。
ヒダがないのでスッキリした印象になり、おしゃれなデザインから最近人気が高まっています。また、フラットで部屋を広く感じさせ、壁紙と色を合わせれば空間に統一感が生まれます。
上下にしか開かないので、掃き出し窓のような出入りをする窓には不向きですが、腰高窓で小さな窓やフィックス窓にいかがでしょう。
カーテンと同じ生地を使える
カーテンと同じ生地を使うので、種類も色柄も豊富にあるのがシェードカーテンの特長です。
縦のすっきりしたデザインになるので、同じ生地でもカーテンとは全く印象が変わっておもしろいです。
お値段がカーテンより高い
生地の量はカーテンの約半分ですが、カーテンよりも加工費がかかったり、上げ下げにメカを必要とすることもあり、お値段はカーテンより高くなりがちです。
シンプルな見た目のロールスクリーン
ロールスクリーンは薄く、カーテンのような厚みがないので、見た目がシンプルでとてもすっきりしています。
ロールスクリーンと壁の色に合わせれば、閉めた時にそのフラットさがより際立ちます。
カーテンの中で一番コンパクトに収納できる
ロールスクリーンは上に巻きあげてロール状にして収納されるので、カーテンのような布のたまりができず、とてもコンパクトです。
上げた状態でも下ろした状態でもすっきりしていて、インテリアの邪魔をしないのがロールスクリーンの魅力です。
カーテンとレースのW使いが難しい
ロールスクリーンは巻き取りのパイプとセットなので、そこに重ねてレースカーテンをカーテンレールとともに設置するのは、スペース的にも操作的にも難しいでしょう。
最近は、1台で2枚の生地を操作できるダブルタイプもあり、厚手の生地とレース生地を組み合わせることも可能です。
今や和室の定番!プリーツスクリーン
和室の窓=障子というのは昔の話。
最近は和室にプリーツスクリーンを取り入れる人が増えているんですよ。
プリーツスクリーンは、蛇腹状の折れ目がついた生地を上下に昇降させることで調光します。その生地が和紙に似た質感のものが多く、見た目もすっきりしているので和室に合わせやすいのです。
モダンな雰囲気を演出してくれて、収納時もコンパクト
プリーツスクリーンは和室に限らず、洋室にも合います。和モダンな雰囲気を演出してくれるので、落ち着いたシックなインテリアにもぴったりです。
また、プリーツ状に生地を折りたたんで収納するのでコンパクトにおさまります。
付けられる窓が限られる
ロールスクリーンやシェードカーテンと同じく、上下に開くタイプなので、出入りに使う掃き出し窓には不便です。
腰高窓や、出入りしない幅が狭く縦長の窓などには向いているのでよく考えて付けましょう。
小さい子供さんがいる場合は、折り畳みする糸を切ってしまったら修理不可能の場合もあるので注意です。
後悔のないカーテンを選ぼう
めったに変えるものでもなく、お値段も安くないカーテンだからこそ、カーテン選びは失敗したくないものです。
いくつかのカーテンをご紹介しましたが、まずは窓との相性、そして部屋の目指すインテリアに合うかどうかが大切です。
よく考えて、ぴったり合うカーテンを選んでくださいね。