お部屋をスタイリッシュに演出したいとき、あなたならどうしますか?
インテリアももちろん重要ですが、意外と見落としがちなのがカーテンの演出力。
たかがカーテン、されどカーテン。カーテンひとつでお部屋の印象は大きく変わります。
Contents
バーチカルブラインドとは
バーチカルブラインドとは、縦長の短冊状の羽(スラット)を垂直(バーチカル)に並べた縦型のブラインドのことです。
一般的なブラインドのスラットが横型なのに対して、バーチカルブラインドは縦型に特化しており、カーテンのように左右に開くこともできます。
バーチカルブラインドの特徴は、なんといっても縦型の天井から床までまっすぐしたライン。こうすることで天井高に演出できることができるのは最大の魅力です。
お部屋もスッキリ見えるし、バーチカルカーテンは憧れるね。
バーチカルブラインドの設置前に知っておくべきこと
おしゃれなカフェやオフィスなどで見かけることが多いバーチカルブラインド。
その縦にストンとしたシルエットは、スタイリッシュで素敵です。
自宅に取り入れる人も増えてきましたが、一般的なドレープカーテンなどに比べると、あまり身近なカーテンではありませんよね。
ここで、よく知らないバーチカルブラインドのメリットデメリットを知っておきましょう。
意外に簡単メンテナンス
一般的な横型のブラインドはホコリをぬぐったりしかできませんが、バーチカルブラインドは布でできていて、取り外して洗濯機で丸洗いできるんです。
もしもなにかこぼして汚れが付着しても、汚れた個所のスラットだけ取り外して洗えるので便利かもしれませんね。
費用は高め!
スタイリッシュで高級感も漂うバーチカルブラインド、お値段も高級なようです。
メーカーや設置する窓の大きさにもよって大きく変わるので一概には言えませんが、ドレープカーテンに比べると、桁がひとつ増えるくらい覚悟しておいたほうがいいそうです。
気になる実用性は?
見た目のおしゃれさ、スタイリッシュさで語られがちなバーチカルブラインドですが、他のカーテンと同じく、実用性だって重要ですよね。
気になる実用性についてまとめてみました。
操作はバトン一つで簡単
バーチカルブラインドの開け閉めって想像がつきにくいですが、実はバトンひとつでできて簡単なんですよ。
出入りするときは、バトンを左に引くとスラットが開き、右に引くとスラットが閉じます。
スラットの角度は、バトンをクルクルと回転させるだけで、一斉に調整できます。
片手でバトンひとつ、操作もスタイリッシュなバーチカルブラインドです。
遮光性・断熱性はカーテンより劣る
バーチカルブラインドのデメリットは、遮光性と断熱性の弱さ。
スラットを閉じても、両端にどうしても隙間ができてしまうので、完全な遮光は難しそうです。
また、布一枚でできているドレープカーテンに比べると、スラット一枚一枚で構成されているバーチカルブラインドは密閉性が弱く、結果断熱性も弱いと考えたほうがよいでしょう。
メーカーによっては、スラット幅を広くしてスラット同士を重ねさせ、光が漏れる隙間をなくしたものも作られています。
さらに遮光性のある生地を組み合わせるなどして、弱点を克服する方法もあります。
センターレース無しだと丸見えも!
スラットを開くと隙間ができるので、外からの視線が気になる場所ではちょっと使いにくいバーチカルブラインド。
そんなデメリットを解決してくれるのがセンターレースです。
スラットとレース生地を交互に組み合わせ、スラットの角度調節で外からの視線を遮ってくれます。
センターレースがないと、外から見たときにスラットの隙間から室内が丸見え、なんてことに。プライバシー保護と防犯面から、外の視線が気になる窓には、センターレースありのバーチカルブラインドを選んだほうがよいでしょう。
子供・ペットのおもちゃになるので要注意!
バーチカルブラインドにかぎらず、子供やペットはカーテンで遊ぶのが大好きなもの。
特に細長いスラットが揺れ動くバーチカルブラインドは、触ったり引っ張ったりしやすく、彼らにとって格好の標的になります。
また、スラットの下をひもでつないでいるバーチカルブラインドだと、ひっかかってしまったり、思わぬ事故の原因になることも。
子供やペットがいるご家庭は、慎重に選んだほうがいいかもしれません。
失敗しないバーチカルブラインドの選び方
メリットデメリットをいくつかご紹介しましたが、それでもバーチカルブラインドにしたいという方に、失敗しない選び方をお教えいたします。
設置する窓
一番重要といっても過言ではないのが、設置する窓選びです。
バーチカルブラインドは縦ラインを強調するため、天井を高くお部屋を広く見せる効果があります。
ですので、設置するなら、高さのある大きな掃き出し窓がおすすめです。
そして窓枠上部からより、天井から設置するとさらに縦ラインが強調されて、バーチカルブラインドの魅力を最大限に引き出せるでしょう。
バトン位置(操作)は慎重に決める
バーチカルブラインドの操作方法のひとつである「バトン式」。バトンは、片バトンか両バトンから選べます。
片バトンの場合、右操作はスラットが左に納まり、左操作は右に納まります。
操作側から開いていくので、外への出入りがスムーズにできます。
両バトンの場合、左右どちらにもたたみ込むことができますが、窓のどちら側からよく出入りするのかによって、よく使う側を操作位置として決めておいたほうがいいでしょう。
目隠し対策
スラット同士の隙間から、どうしても室内の様子が外から見えてしまうことがあるバーチカルブラインド。
気になる場合は、前述のセンターレースを選ぶとよいでしょう。
視線も気にならない!ミラーセンターレース
センターレースとひとくちにいっても、レースカーテンと同じで機能性が高いものもあります。
そのひとつが「ミラーセンターレース」。
ミラーセンターレースは、裏生地に光沢のある糸を編みこむことで光を反射させ、外からの視線を遮ります。スラットの角度を調整することで調光もしながら、プライバシーも守れます。
おすすめはこれ
バーチカルブラインドはニチベイやタチカワなど、各有名メーカーから出ていますが、ここではあえて意外なメーカーからのおすすめをご紹介します。
価格が高めなのがネックという方におすすめしたいのが、ニトリのバーチカルブラインド。
機能性に合わせて3種類あるようですが、一番安いものだと大手メーカーでオーダーした場合の3分の1ほどのお値段で設置できます。
価格が高くて諦めていた方に、ぜひ見ていただきたいバーチカルブラインドです。
バーチカルブラインドで理想のお部屋に
いかがでしたか?バーチカルブラインドの魅力は、他のカーテンにはないタイリッシュさ。
バーチカルブラインドに決めたら、メリットデメリットをしっかり理解した上で、自分に合ったものを選びたいですね。きっと理想のお部屋にぐっと近づくはずですよ。