気温も暑くなってきてエアコンを使う季節となってきました。
久しぶりにエアコンを使ってみたら、「なんだか臭い」。と、思ったことはありませんか?
それは、エアコンの内部に汚れやカビが溜まっている証拠です。
汚れたままのエアコンは、冷房効果も弱く、健康にもよくありません!
そこで今回は、誰でもできるエアコンのお掃除方法を解説します。
本格的な夏を向かえる前にエアコンのメンテナンスをして冷房効率の向上して電気代を抑えれるようにしておきましょう。
Contents
知らないと危険!エアコンの仕組み
エアコンは、室内機の上部と正面からフィルターを通して、暖かい空気を吸い込みます。
吸い込まれた暖かい空気は、熱交換器によって冷たい空気に変換されます。
冷たい空気は、吹き出し口から部屋に吹き出されることになります。
自分でエアコンを掃除する場所は、フィルター・熱交換器・吹き出し口の3箇所になります。
エアコンは繊細な部品がたくさんあり、少しでも無理をしてしまうと故障の原因となってしまいます。
エアコンの掃除を自力でやる方法
普段開けないエアコンの中は、たくさんのホコリがある可能性があります。
掃除をしていくと、狭い部分にあるホコリが気になると思います。し
かし、決して深追いしてはいけません。エアコンは、熱交換器をはじめ上位機種にはセンサーなど非常に繊細な部品が組み込まれています。
深追いしてしまうと、壊してしまう可能性がありますので注意しましょう。
また、細かなホコリを吸い込まないようにマスクをすることをおすすめします。
それでは、掃除の仕方をご紹介していきます。
必要な掃除道具はこの9アイテム!
まずは必要な道具を買い揃えましょう。
- エアコン洗浄スプレー
- スプレーボトル
- 歯ブラシ
- 柄のついたスポンジ
- 小いさめのスポンジ
- 雑巾
- マスカーフィルム
- 養生テープ
- ゴミ袋
- 掃除機(ハンディタイプがおすすめ)
- 踏み台
- 台所用中性洗剤
汚れを防ぐため養生しよう
掃除を開始する前にエアコンのコンセントを抜きます。
その後、エアコンの周りが汚れないようにマスカーフィルムと養生テープを使って、カバーをしていきます。
マスカーフィルムが無い場合は、ゴミ袋等を切って代用しても構いませんが、マスカーフィルムがあると効率的に作業出来ます。
レベル1:ホコリがいっぱい!フィルターのお掃除
エアコンのフィルターを取外したら、表面にホコリが付いているのが見えます。
表面側から掃除機をかけて吸い取ります。裏側から掃除機をかけてしまうとフィルターが詰まってしまうので、表裏には気を付けましょう。
掃除機でホコリをある程度とったら、水洗いしていきます。
水洗いは、掃除機をかけた時と逆で、裏側から洗います。
落ちない汚れがある場合は、台所用の中性洗剤を水で薄めて歯ブラシを使って洗うと落ちます。
フィルターを洗い終わったら綺麗なタオルで挟むように拭きます。濡れたままエアコンに戻すとカビが発生する原因になりますので、水分はしっかりとりましょう。
レベル1:カビ発生?吹出し口の掃除
フィルターを綺麗にしたら次は、エアコンの吹出し口の掃除をしていきます。
エアコンの吹出し口にある風の向きを決める部品を小さめのスポンジと中性洗剤を使って拭いていきます。
指で届かないところは、柄付のスポンジを使うといいでしょう。
柄付のスポンジがない場合は、割り箸にキッチンペーパーやスポンジを輪ゴムで止めたものでも代用出来ます。
ただし、エアコンの奥には熱交換器(フィン)と呼ばれる特別繊細な部分があります。ここを傷つけないように目で確認出来る範囲を拭くようにしましょう。
レベル2:エアコン内部のホコリを取ろう!
続いて、エアコン内部のホコリを出来る範囲で取っていきます。
吹出し口と同じように柄付のスポンジを使ってホコリを除去していきます。
この時、奥にある金属製の網の様な部分(熱交換器)には、極力触れないようにしてください。
非常に繊細なため、小さな力でも曲がってしまいます。
レベル3:熱交換器の汚れはスプレーで取ろう!
エアコンの中心である熱交換器の掃除は、エアコン洗浄スプレーを使って掃除していきます。
その名の通り、暖かい空気を冷たい空気に変える重要な役割を持っている部品です。
運転中には、結露しやすくカビ発生の可能性が高い部分です。
まずは、目立った汚れがないか確認しましょう。
次に汚れが垂れてもいいようにエアコン本体の下に汚水受けとして、45Lのゴミ袋をセットします。
ゴミ袋をセットしたら洗浄スプレーを吹き付けて行きます。
スプレーから泡が出てきますので泡が消えるまでしばらく待ちます。
泡が消えたら洗剤をスプレーボトルや霧吹きで水をかけて洗い流します。
洗剤の成分や汚れが残らないようにたっぷり吹きかけましょう。
洗浄スプレーをかけてはいけない部分にかけないよう慎重に行なって下さい。
最後に送風で乾かして仕上げ!
残っている水分をしっかり拭き取り、完全に乾いたフィルターとカバーを元に戻します。
最後に内部をしっかり乾かす為に、3時間ほど送風で運転します。
熱交換器に水分が残ってしまうとカビの原因になってしまうので、必ず送風運転しましょう。
自力とプロの違いは?
素人で出来るのは、分解しないで出来る掃除までです。
プロは、分解して見えない部分もキレイにしてくれます。特に素人では掃除しにくい、送風機や排水ホースの隅々まで掃除して貰えますので、完全に汚れを落としたい人はプロに依頼しましょう。
高機能エアコンや分解洗浄ならプロにお願い!
最近多い高機能エアコンは、様々なセンサーや自動掃除ロボットなどが組み込まれていますので、通常のフィルターのお手入れやホコリを取るなどのメンテナンス以外は、プロにお願いした方が良いでしょう。
プロに依頼した場合の料金の目安
エアコンにお掃除機能が有るか無いかで金額が違います。
お掃除機能が無いエアコンの場合の相場は、一台当たり8,000円から15,000円です。
お掃除機能が付いている機種は、14,000円から25,000円になります。
2台以上まとめて依頼すると出張費を削減できるので、1台当たりの単価が下がり割安になります。
エアコンを自分で掃除する箇所は、見える範囲のみ!
自分でエアコンの掃除をするならフィルター・熱交換器・吹き出し口の3箇所までにします。細かいホコリを深追いしないで、繊細な部分に気を付けながら慎重に掃除しましょう。
洗浄スプレーを使う場合は、きちんと養生して部屋が汚れないように!
掃除の工程が難しい場合や完璧に汚れを落としたい人は、プロに依頼しましょう。

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