家電

エアコンから水漏れがする原因は主に3つ!セルフリペアする方法

エアコンをつけたら、吹出し口から水か飛んでくる。
エアコンの下が濡れている。

そんな水漏れの経験をしたことはありませんか。突然、エアコンから水が出てきたら焦りますよね。

エアコンの水漏れにあっても、まだ買い変えなくても大丈夫かもしれません。

原因さえ分かれば自力で対処することは可能です。

今回は、エアコンからの水漏れの原因と対処方法を解説していきます。

Contents

エアコンから水漏れが起きたら確認する事!

エアコンから水漏れが起きたらまず、外の排水管(ドレンホース)から水が出ているか確認しましょう。

実は、水漏れの8割の原因が、排水管(ドレンホース)になります。

次に確認して頂きたいのが、お掃除をして水漏れがなおるかどうかです。この2つを確認するだけで水漏れの原因がわかります。

エアコンの主な水漏れする3つの原因

エアコンからの水漏れ原因は、大きく3つに分けられます。

考えられる原因は確率が高い順に

  1. 排水管(ドレンホース)
  2. エアコンの室内機
  3. 室内機の設置状況

となっています。

水漏れの場合は、意外と簡単に自分で直すこともできるのでやってみる価値はあります。

1 水漏れ原因の8割!排水管(ドレンホース)に問題あり

 ドレンホースは、エアコン室内機の中に発生する水を外に排出する役割を持っています。

しかし、長年使用する間に室内機から出されたホコリが溜まったり、外からゴミが入ったりして詰まってしまうことがあります。

ホース内で詰まってしまうと、排出される水が逆流してしまい水漏れをおこします。

排水管(ドレンホース)から水が排出されていない場合は、排水管内の詰まりを解消しましょう。

解決方法① 排水管の設置位置や状態を確認しよう

まずは、排水管の出口の位置を確認してください。

詰まりがなくても出口が上を向いていたら水を上手く排出できません。位置が悪い場合は、水を排出しやすいように変更します。

次に詰まりが無いか確認しましょう。よく詰まるのは排出口付近なので、詰まりの原因があれば、割り箸などで取り除きましょう。

解決方法② 排水管(ドレンホース)のお掃除をしよう!

用意するもの

  • ガーゼ
  • 輪ゴム
  • 掃除機

排水管(ドレンホース)の出口にガーゼをゴムでしっかり固定します。

隙間を無くすように手で抑えながら掃除機で吸います。2秒したら一旦放すようにしましょう。

水を吸う様な音がしたらすぐに放して、一旦水を排出させてください。

掃除機が水を吸ってしまうと故障してしまいますので、慎重に行うようにしてください。

抵抗がない場合は、掃除機でなく自分で吸っても大丈夫です。

2 故障?室内機に原因がある

外の排水管からはきちんと排出されているに水漏れする場合は、エアコンの室内機に原因があると考えられます。

エアコン内部の原因として考えられるのは、熱交換器の結露・発生した水が集められるドレンパンの汚れ・部品の故障の3つです。

しかし、自力で対処出来るのは、熱交換器の結露だけです。

ドレンパンのメンテナンスと部品の故障は、分解が必要となるため素人には難しい作業になります。

まずは、熱交換器と室内機の掃除をして様子を見てみましょう。

熱交換器の結露が原因の場合

 エアコン内部に原因がありそうな時は、まず熱交換器の結露を疑いましょう。

熱交換器は、結露が発生する場所になりますが、大量に発生しすぎてドレンホースから排出される前に水滴が室内に垂れてしまうことで水漏れになります。

 

解決方法① エアコンの効きを左右するフィルターのお手入れ方法

フィルターの掃除は、エアコンメンテナンスの基本です。

フィルターにホコリやゴミが溜まると、エアコンの効きが悪くなるので、設定温度を下げてしまいがちです。

すると熱交換器は、より冷やされることになり、結露が大量に発生してしまうことになります。

  1. エアコン室内機からフィルターを取り外します。
  2. 外側から掃除機をかけて、ホコリやゴミをとます。

    内側から掃除機で吸ってしまうと、フィルターが目詰まりしてしまうので、方向には注意してください。

  3. 大きなホコリを取ったら水洗いしていきます。
  4. 中性洗剤と歯ブラシを使って、フィルターの内側から掃除します。
  5. 最後にタオルで挟み込むようにして水分を取り、乾かします。

水分が残ったままフィルターを戻してしまうとカビの原因になってしまいます。

解決方法② 空気を冷やしたり温めたりする熱交換器の掃除をしよう

空気の温度を変える熱交換器の掃除をしていきましょう。

フィルターを外すと見えるシルバーの金属製の部品が熱交換器です。

大きなホコリやゴミがある場合は、掃除機などを使って取り除きます。

ただし、深追いは禁物です。無理に取り除こうとすると故障の原因になります。

大きなゴミを除去したら、室内機の下にビニールシートをひいてフィンクリーナーで洗っていきます。

柔らかいスポンジで軽くこするようにして汚れを落としていきましょう。

各種センサーや電装部品にはかけないように注意しながら行なってください。

3.レアケース!室内機の設置状態に問題がある

これまで紹介した2つの原因と比べると滅多にない例外パターンが、室内機の傾きと雨水の侵入です。

エアコンの室内機が、吹き出し口側に倒れるように設置してあると、発生した水滴が上手く排出されないため水漏れの原因になります。

また、雨が降る時に水漏れが発生する場合は、雨水が侵入している可能性があります。

どちらの問題も自力で解決することはできませんので、設置業者に連絡しましょう。

もしもエアコンから水漏れしたら、まずは2つの確認を!

外のドレン配管から水が排出されているか確認しましょう。

水が出ていない場合はドレン配管の掃除を行います。

ドレン配管から水が出ている場合は、室内機の掃除をしてみましょう。

自力で出来るのは、フィルターと熱交換器の2ヵ所になります。

それでも水漏れする時は、プロにお任せ!

 ドレン配管とフィルター、熱交換器の掃除をしても水漏れする場合は、室内機の分解メンテナンスが必要になります。

また、ドレンホースの劣化やたるみを解決するには、ホースの交換をすることになりますので、プロのチカラに頼りましょう。
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