家電

エアコンの電気代徹底比較!こまめに消すVSつけっぱなしどっちがお得?

暑い時期は、快適に過ごすためにエアコンは必須。

エアコンを使うことで跳ね上がる電気代は気になるものです。

少しでも節電するために、こまめにオンオフしたり、ずっと弱運転したりと節電を心掛けている人は多いのではないでしょうか。

しかし、その使い方が電気代を上げているかもしれません。

今回は噂のつけっぱなし節電法の効果を含め、エアコンの電気代を節約するテクニックをご紹介します。

噂は本当?つけっぱなしの方が節約になる?

通常、電気料金を計算する時は、「使用時間が長くなれば電気代は高くなる」という考え方をします。

しかし、つけっぱなしの方が節電できると考えられる理由は、部屋の温度を一定に保つことで、運転直後にかかる大量の電力をカットし、少ない電力で運転し続けることが出来ると考えられているからです。つまり、エアコンの使用時間ではなく運転にかかる電力量を意識しています。

では、つけっぱなしとこまめなオンオフで、どちらがお得か検証していきましょう。

どっちがお得?つけっぱなしVSこまめなオンオフ

どちらがお得か検証するにあたって、エアコンのカタログに記載されている下記の様な消費電力量を使用して計算していきます。

  • 暖房8~12畳 680W(100~1995W)
  • 冷房8~12畳 560W(115~1150W)

(115~1150W)は消費電力を表し、安定時は115Wで運転しますが、フルパワーでは1150Wくらい電力を消費しますという意味になります。

エアコンは、スイッチを入れた直後に一番電力を消費しますので、こまめにオンオフを繰り返す方法は、使用時間は短ですが頻繁にフルパワーで運転していることになります。

逆につけっぱなし運転は、使用時間は長くなりますが、低い消費電力量で運転し続けることになるのでお得になると考えられます。

よっしー
よっしー
実際に計算してみましょう。

設定として、
エアコン立ち上がり(消費電力1150W)の1時間当たりの電気代を30円
安定時(消費電力115W)の1時間当たりの電気代を3円

つけっぱなしの場合
24時間運転 : 最初の1時間 30円 +( 残りの23時間 × 3円)=99円
12時間運転 : 最初の1時間 30円 +( 残りの11時間 × 3円)=63円

よっしー
よっしー
24時間運転よりも12時間運転の方が、電気代は安くなっているのが分かります。

こまめに消した場合
では、こまめにスイッチをオンオフした場合はどうでしょうか。
3時間運転して1時間オフにしながら12時間過ごしたとすると下記のようになります。

最初の1時間 30円 × 3回 = 90円
残りの2時間 6円 × 3回 = 18円 

つけっぱなし12時間の場合  63円
こまめに消す 9時間の場合 108円

同じ時間でも、オンオフの回数が増えれば、電気代が高くなることが分かります。

つけっぱなしのメリット

必要な時だけ使用する場合と比べると、24時間つけっぱなしは、使用時間の長さから電気代は2,000円程高くなります。

しかし、暑い外から帰ってきた時でもいつも涼しく快適に過ごせる部屋があるのはメリットと言えます。

つけっぱなしがお得になる条件

24時間つけっぱなしは、運転時間が長いのでどうしても電気代は高くなります。少しでも節約したい人には向かない方法です。

しかし、条件次第ではお得にエアコンを使うことが出来ます。

どんな時につけっぱなしにした方がお得なのか知っておきましょう。

短時間の外出ならつけっぱなし

先ほどの計算でもわかる通り、こまめなオンオフは電気代が高くなります。長時間の外出でないならつけっぱなしの方がお得になります。

自動運転でつけっぱなしがお得

エアコン冷房を一番お得に使うには、こまめにオンオフせずに自動運転でつけっぱなしにすることです。

エアコンの自動運転は、一気に設定温度まで室温を下げ、その後は弱運転や送風運転で室内温度を保ちます。

短時間で設定温度にすることで、ムダな電気代がかからないようになっています。

冷房と除湿はどっちが安い?

昔から「除湿運転がお得」という意見がありますが、実は除湿運転というのは「冷房の弱運転」の事を言います。

エアコン内で空気を冷やし、結露を発生させることで空気中の湿気を取り除く仕組みになっています。

除湿運転のモードには、強・標準・弱があります。

  • 強ならマイナス3度
  • 標準ならマイナス2度
  • 弱ならマイナス1度

というように温度の下げ幅が決まっています。

エアコンは、外気の温度と設定温度の差が大きければ大きいほど沢山の電気を消費しますので、冷房運転の方が温度の下げ幅が少ない場合は、除湿運転の方が電気代は高くなります。

また、通常の除湿と違い「再熱除湿」という機能があるものがあります。

この機能は、除湿機能にありがちな冷えすぎを防止するために、熱加える工程が追加されています。

当然、通常の除湿より電気代はかさみますので、注意が必要です。

知って得する!エアコンの消費電力から電気代を計算する方法

夏・冬の電気代の30%から50%は、エアコンの使用量だと言われています。そう考えると決して安くありませんよね。

しかし、エアコンにかかる電気代を知りたくても、エアコンのカタログには書かれていません。

そこで、カタログに記載されている消費電力から電気代を計算する方法をご紹介します。

カタログに載っている消費電力の種類は2種類

カタログには、「消費電力」と「期間消費電力」が記載されています。

消費電力とは、エアコンを運転するのに必要な電力量を表しています。

一般的にはワット(W)で表示されます。これに使用時間(h)をかけたものが電力使用量(Wh)になります。

例えば
200Wのエアコンを1時間使用した時、電力使用量は200Whになります。

期間消費電力とは、決められた一定の条件で1年間エアコンを使用した場合の消費電力の目安になる数値です。

決められた一定の条件は、JIS規格によって決められているので、メーカーによる違いはありません。

条件の基準は、東京都の気温推移に基づいていたり、冷房温度27度など細かく決まっているので、条件以外の使い方や暑い地域や寒い地域によって実際にかかる消費電力は変わってきます。

電気代の計算方法

一番簡単な計算方法は、期間消費電力に電力量料金をかけることです。

期間消費電力の計算

期間消費電力量が1,000kWhとなっている場合
電力量料金が26円/kWhと仮定

1,000kWh×26円/kWh=26,000円(1年間の電気代)
26,000円 ÷ 12カ月

月額で約2,170円

この方法は、一定の環境で使用した時の消費電力ですので、あくまでも目安になります。

次の方法は、消費電力を使って計算する方法です。

エアコンを運転するのに必要な電力量は消費電力(W)で表されます。
消費電力(W)は、電気が流れる量を表すアンペア(A)と、電気を押し出す力を表すボルト(V)をかけることで求められます。
電流(A)×電圧(V)=消費電力(W)
消費電力がわかったら、電力量を計算してみましょう。

電力量は、消費電力に使用時間をかけることで求められます。

消費電力の計算

560Wのエアコンを3時間使用した場合、電力量は、1680Whになります。

先程求めた電力量の単位は「Wh」でしたが、電力量料金は「kWh」で計算されますので、1,000(W)で割ってkWhに換算します。

1680Wh÷1,000(W)=1.68kWh
1.68kWhに電力量料金をかければ、エアコンにかかった電気代がわかります。

電力料金 は、電力会社によって違いますが、仮に26円として計算します。

1.68kWh×28円=43.68円
つまり、560Wのエアコンを3時間使用した時の電気代は約44円
1日3時間 1か月使用した場合
44円 × 30日 =1320円/1カ月

よっしー
よっしー
ちょっと複雑な計算になりますが、覚えておくと少しでも節電することができます。

エアコンの消費電力は一定ではない

エアコンの消費電力は、屋内外の温度差によって変化します。

温度差が大きければ、使用電力も多くなります。つまり、夏場の12時から15時の最も暑い時間帯は、たくさんの電力を使用していることが分かります。

暑い時間帯にエアコンを使い始めた時、温度 が設定温度になるまでは大量の電気を使用しますが、設定温度になるとフルパワーで運転する必要がないので消費電力は下がります。

例えば、560Wのエアコンを1時間冷房運転して、除湿(20W)に切り替えて2時間使用した場合の電気代は以下のようになります。

冷房分:(560W×1時間)÷1,000(W)×28円=15.68円
除湿分:(20W×2時間)÷1,000(W)×28円=1.12円
冷房分 15.68円+除湿分 1.12円=16.8円

この計算から設定温度になるまでは15.68円かかるが、除湿に切り替えて運転すると1.12円しかかからない事が分かります。

新旧エアコンの消費電力の違い

エアコンは年々、消費電力が少なくなってきました。

例えば2008年のパナソニックのエアコンでは、10畳用ので比較すると期間消費電力は837kWhですが、2019年の機種になると746kWhに減っています。

理由は、旧式は消費電力が低いため設定温度に到達するのに時間がかかり、余計な電力量がかかるからです。

新式は、一時的に高出力する事で速く設定温度に達し、以降は消費電力の少ないモードで運転することで、余分な電力を消費することなく効率的に運転出来るのです。

10年前のエアコンなら最新機種に交換も検討しよう!

もしお使いのエアコンが10年以上前の機種なら買い換えることを検討しましょう。

上記で紹介したパナソニックの新旧エアコンでは、年間に2,548円違います。

また、10年前は高級機種にしか搭載されていなかった機能が普及し、更に省エネになって搭載されているものが多くあります。

最新の高級機種は、10万円以上しますので元は取れませんが、汎用機種なら数万円で購入出来るので、数年で元本回収できる計算になります。

電気代を抑えられる省エネエアコンならダイキン

ダイキンは、世界売上No1の空調メーカーです。

基本性が高く確かな技術があり、耐久性が高いのが特徴です。

センサーに頼らず、部屋全体をムラなく均一の温度にする事を基本概念にしています。

無給水で加湿できる「うるる加湿」や除湿した冷風を室内の暖かい空気とまぜて送風する「さらら除湿」など、消費電力を少なくしながら加湿や除湿する機能を持っています。

多機能を求めるならHITACHIとPanasonic

画像によって室内の状況を把握し、効率的に風を送ることで効率よくお部屋の温度を調整してくれる日立の「白くまくん」。

各社とも様々なセンサーを搭載していますが、画像を使用しているのは日立だけです。しかも熱交換器に付きがちな汚れを凍らせて一気に洗い流す「凍結洗浄」を搭載しているので、清潔に使用し続ける事が出来ます。

パナソニックと言えば、ナノイーXによる空気洗浄が有名ですが、最新のエアコンには、AIを搭載し、汚れの状況を予測して自動洗浄してくれる機能が加わっています。

また、搭載されたAIは、室内温度や空気の汚れも検知してくれるので、清潔で快適な環境をいつでも整えてくれます。

よっしー
よっしー
我が家のリビングはエオリアにしました!
リビングにナノイーがでて、スマホで操作で買える時刻に合わせてエアコンをつけることもできる

こまめに消すかVSつけっぱなし どちらがお得かは、こまめに消す頻度にもよるということです。
1~2時間の外出はつけっぱなしでそれ以上になると消したほうがお得かもしれません。もちろん契約電力単価やエアコンをつける広さにもよるので、生活してみた体感で決めてみてはいかがでしょうか?

古い機種のものだとしたら、省エネのものに買い変えたら消費する電力は確実に減り節電することができますよ。

もうすぐ夏本番!快適にエアコンを使って夏を乗り切ろう♪