BSとCSで4K放送が開始され半年が経ち、4Kチューナーを内蔵したテレビも多く販売されるようになりました。
消費税増税前にテレビ買い替えを検討されている方も多いと思います。4Kテレビの買い時はいつなのか?また、最安値で購入できるルートや時期、タイミングをお伝えします。
Contents
4Kテレビってどんなもの?
4Kテレビには、大きく有機ELテレビと液晶テレビの2種類があります。
4Kテレビと言えば有機EL!
- 構造が違う
有機ELテレビは、有機物を発光させるという新たな技術を使用しています。それぞれの色が自ら独立して光るので、後ろから照らすバックライトがありません。 - 表現力が桁違い
光の三原色(赤、青、黄)のフィルターが自ら発光することで、これまでよりも鮮明に映し出せるようになりました。特に黒色は、単に色を表すだけでなく、奥行き感を感じさせるほど美しく表現されます。 - テレビの厚さが薄く軽い
従来から使用されていたバックライトが必要なくなったため、薄型化が進みました。従来の液晶テレビの厚さのおおよそ1/10が可能になり、重さも約10kg削減されました。 - 価格が高い
発売開始当初と比べると落ち着いてきましたが、液晶テレビと比べると高い傾向が続いています。
それなりに有機ELだと高いからね。
安さとサイズバリエーションなら液晶テレビ
- サイズバリエーションが豊富
コンパクトなタイプから60型以上の大型テレビまで販売されています。 - 価格が安い
液晶テレビは、販売されるようになってそれほど時間が経っていない有機ELテレビと比べると安い価格で販売されています。 - 構造によるデメリット
バックライトを必要とするため、有機ELテレビと比べると、どうしてもテレビが厚くなってしまいます。
また、バックライト方式だとどうしても色と色の間から光が漏れる傾向があるため全体的に明るく白くなってしまいます。
プラズマテレビと有機ELの違い
実は、プラズマテレビの4Kテレビは存在しません。
かつて薄型テレビは、液晶テレビとプラズマテレビが販売されていましたが、低価格化が進むにつれてプラズマテレビは液晶テレビにおされていきました。
しかし、プラズマテレビは、構造上は有機ELテレビと似ています。
素材の違いはありますが、どちらも自ら発光する蛍光体を使用していたので、明るさの調整方法などは有機ELテレビに応用されています。
以前のプラズマテレビで限界だった薄型化や高画像化は、有機ELの登場で進化したと言えます。
もう落ち着いた?4Kテレビの価格
テレビの価格推移を見てみると、新型が発売された時期は、一番需要が高く値段も高いです。
販売開始から半年が過ぎた頃が、最も値下げが行われる時期になります。4K放送が開始された当時、本格的に販売開始された4Kチューナー付きテレビが今買い時を迎えていると言えます。
最新機種が続々登場!
4Kチューナー付きテレビの販売から半年が経ち、各メーカー共に新型機種を発表しています。
各社の特色の違いはありますが、音声検索による使い勝手の向上や高画質と高音質化による臨場感をより演出するなど、特色ある機種を発表しています。
狙い目は型落ち機種?知っておきたい注意点
昨年12月に発売開始された4Kチューナー搭載の4Kテレビは、今が買い時と言えます。ただし、それより以前からあったチューナーの無い4K対応テレビと間違わないようにすることが大切です。
また、新機種にどんな機能が新たに追加されたのか。その機能が自分にとって必要なものかどうか判断するようにしましょう。
ネット購入と店舗購入どっちがお得?
テレビの安くなる時期やお得に購入できるセールのタイミングを踏まえて、ネット購入と店舗購入でどちらがよりお得かお伝えします。
店舗では年5回!テレビが安くなる時期
1.発売から半年後
12月に新発売された4Kテレビは、6月が最も値下げされる時期になります。ネット販売も店舗販売も大差ありません。
また、新製品が発売された後は、旧製品の値下げが行われます。メーカーによって新製品 の発売スケジュールが違いますので、お目当ての製品がある場合は、こまめにメーカーホームページをチェックしておくと良いでしょう。
2.年末年始のセール
クリスマスセールから年始のセールでは、数量限定で格安の販売が行われることが多々あります。混雑することは避けられませんが、安く手に入れる絶好のチャンスです。
ネット販売でも同じような年末年始セールは行われますが、数量限定の目玉商品として掘り出し物に出会えるのは店舗販売になります。
3.夏・冬のボーナス時期
まとまったお金があるボーナス時期は、ボーナス需要を見込んだボーナス商戦が行われます。
特定の目玉商品の値下げやポイント加算等が行われますが、目玉商品以外は値下げされない事が多いようです。欲しい機種が目玉商品となっていれば、お得に購入する事が出来ます。
4.販売実績が欲しい決算期
上場企業の大手小売り業の会社には年2回の決算期があります。決算時期は会社によって違いますが、9月に中間決算、3月に本間決算としている会社が多いです。
決算が近づくと、量販店では売上実績を少しでも良くするために決算セールを行います。ボーナス商戦とは違い、幅広い商品が値下げされるのが特徴です。
5.引越しや転勤が行われる3月から4月
進学や転勤で生活環境が大きく変わる3月から4月は、テレビだけでなく冷蔵庫やクーラーなども必要になります。
この時期には、新生活応援セールが行われます。特に量販店では、まとめ買いで値引き行うなどのキャンペーンが多く企画されますので、値引き交渉を行えば相談にのってくれる可能性があります。
テレビはネット購入の方が安い!
量販店では、セールで特定の製品が安くなる時期はありますが、多くの製品はネット販売の方が断然低価格です。
理由は、ネット販売だと人件費や建物などにかかるコストがかからないからです。
表示価格より安くなる確率が非常に高いから、けち臭いけど効果的だよ。
ネット購入のデメリット
安く購入できるネット販売ですが、注意しなければいけない事があります。
- 運送費
特に大型製品は運送料が高額になります。 - 設置費用
テレビはただ繋げるだけでは視聴できません。必ず設定が必要です。設定を依頼する場合、設定料金と出張手数料がかかる場合があります。 - 製品の長期保証がない
ネット販売だと、メーカー保証の1年間保証しかない場合が多いです。
大型テレビだと高額になりますので、保証は購入時に検討しましょう。 - 故障時の対応がない
ネット購入の場合、購入元かメーカーに問い合わせますが、窓口となるのは、近隣の量販店になります。購入元によっては、「修理は行なっていない」と言われてしまう事もあるようです。
ネット販売は、人件費をかけられないので、販売以外の対応はできないと認識しておきましょう。
後悔しないためには目的が大事
お得な買換時期は、消費税増税前の8月頃までに購入するのがベストなタイミングと言えるでしょう。
有機ELテレビか液晶テレビかで悩んでいる方は、以下のポイントで判断してみてください。
Q1.価格が高くてもとにかく綺麗な画質で見たい
有機ELテレビがおすすめ
とにかくきれいな画質で見たいという方は有機EL一択です。
Q2.ゲームをよくする人
液晶テレビがおすすめ
有機ELテレビは、焼き付き・画面ヤケのリスクがあります。ゲームはキャラクターは動きますが、画像があまり変わらないものもありますので、画面ヤケを起こす可能性があります。長時間ゲームをする人には向きません。
Q3.一度買い換えたテレビは、10年くらい使いたい
液晶テレビがおすすめ
有機ELは、有機物を発光させるという新技術を使っています。液晶テレビと違ってこれから数年間で、どんな故障が見られるか未知数と考えられています。
長期間使用することが目的の方は、有機ELテレビより液晶テレビの方が安心です。
Q4.コンパクトなテレビが欲しい
液晶テレビがおすすめ
有機ELテレビは、55インチ等の大型テレビになります。コンパクトなテレビをお探しの人は、サイズバリエーションが豊富な液晶テレビになります。
Q5.設置予定のお部屋が明るい場合
液晶テレビがおすすめ
有機ELは、画面で調節できる明るさが、液晶テレビと比べて暗いので、明るい部屋や光が差し込む部屋では見えにくくなります。
Q6.小さい子供もいる場合
有機ELテレビがおすすめ
有機ELテレビは強化ガラスでできています。
小さな子供が叩いても簡単には割れません。テレビに残る手あかも簡単にふき取ることも可能です。
万が一倒れてきた場合も有機ELテレビのほうが軽いのでけがするリスクは低くなります。